ホークス千賀は日ハム3戦全勝! 西武山川は鷹キラー9発…パ選手の“お得意様”は?
・ソフトバンク
千賀滉大投手
対日本ハム:3試合 3勝0敗 20回 25奪三振 防御率1.35
対西武:2試合 1勝0敗 14回 17奪三振 防御率0.00
高橋礼投手
対西武:5試合 4勝1敗 30回 17奪三振 防御率2.70
甲斐野央投手
対オリックス:7試合 0勝0敗5ホールド1セーブ 6回 8奪三振 防御率0.00
嘉弥真新也投手
対日本ハム:7試合 0勝0敗2ホールド 3回 3奪三振 防御率0.00
武田翔太投手
対オリックス:6試合 2勝0敗3ホールド 19.1回 15奪三振 防御率1.86
グラシアル内野手
対オリックス:12試合 4本塁打 8打点 17安打 打率.378 出塁率.408
対ロッテ:7試合 1本塁打 1打点 10安打 打率.370 出塁率.433
松田宣浩内野手
対ロッテ:15試合 7本塁打 8打点 18安打 打率.321 出塁率.377
福田秀平外野手
対ロッテ:3試合 1本塁打 3打点 4安打 打率.500 出塁率.556
対楽天:8試合 0本塁打 0打点 11安打 打率.407 出塁率.448
甲斐拓也捕手
対オリックス:18試合 1本塁打 4打点 18安打 打率.340 出塁率.410
川島慶三内野手
対日本ハム:5試合 1本塁打 3打点 6安打 打率.462 出塁率.467
対楽天:8試合 0本塁打 0打点 5安打 打率.455 出塁率.538
高橋礼は西武を相手に開幕から4戦4勝だったが、7月30日に6回3失点ながら初黒星。快進撃を続けるサブマリンは今後も強力打線を相手に好成績を保てるか。千賀も日本ハムを相手に3戦3勝、西武に2試合で防御率0.00と圧巻の投球を見せており、先発2人が上位を争う2チームに強さを見せているのは今後に向けても大きそうだ。また、リリーフの甲斐野と嘉弥真も、それぞれ対戦防御率0.00の“お得意様”を作っている。
今季のソフトバンクはロッテを苦手としているが、選手個々に目を向けると、松田、グラシアル、福田と好相性を示している選手も存在する。7本塁打を放っている松田の前にいかに走者を溜めていくかが、苦手克服のためのカギとなりそうだ。また、川島が日本ハムと楽天の2球団を打ち込んでおり、今季もベテランならではの存在感を発揮している。
個々の相性では内川聖一内野手が岸孝之投手(楽天)を5打数5安打1本塁打、竹安大知投手(オリックス)を5打数5安打とそれぞれカモにしている。また、甲斐も竹安に対しては3打数3安打と相性が良い。今宮健太内野手は宋家豪投手(楽天)に4打数3安打1本塁打の打率.750、アルバース(オリックス)に7打数5安打1本塁打の打率.714、岩下(ロッテ)に7打数4安打2本塁打の打率.571と多くの投手を捉えており、打者としての成長ぶりがうかがえる。
以上のように、特定のチーム、あるいは選手に強い「○○キラー」と呼べる選手は、今季も各球団に存在している。シーズンが終わるまでこの相性が継続していくのか、あるいは“カモ”にされている球団や選手が研究と意地を見せてやり返すのか。いよいよペナントレースも佳境に入ってくる中で、各選手の相性といった角度から試合を見ていくのも面白いのではないだろうか。
(「パ・リーグ インサイト」望月遼太)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)