熊本工サヨナラ勝ち、岡山学芸館は初勝利、関東一は打線爆発…10日の甲子園

大会5日目の結果一覧
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関東一・平泉は高校通算37号 岡山学芸館は先発・丹羽が打球顔面直撃で降板も2番手・中川が粘投

 第101回全国高校野球選手権大会第5日は、甲子園球場で1回戦2試合、2回戦1試合が行われ、関東一(東東京)、熊本工(熊本)が2回戦に、広島商(広島商)が3回戦に進出した。

○関東一(東東京) 10-6 日本文理(新潟)

 打撃戦を制した関東一が、4強入りした2015年以来4年ぶりに甲子園で勝利した。2点を追う3回、平泉が高校通算37号となるソロ本塁打をバックスクリーンに運ぶと、土屋の3点二塁打で逆転。4回に3点を奪われて再びリードされたが、その裏に平泉の右翼線適時三塁打で同点で追いつき、野口の中前適時打で再び勝ち越し。その後も活発に安打を重ね、15安打で10点を挙げた。

 日本文理は9安打で6点を奪ったものの、投手陣が踏ん張り切れなかった。

○熊本工(熊本) 3x-2(延長12回) 山梨学院(山梨)

 熊本工が劇的なサヨナラ勝ち。タイブレーク突入目前の延長12回1死で、山口がバックスクリーンに叩き込んで激闘に終止符を打った。

 先制したのは山梨学院。1回1死一、三塁で菅野の二ゴロで先制。さらに「山梨のデスパイネ」こと野村が右前適時打を放ち、2点を先制した。熊本工は4回2死一塁で森が左越え適時二塁打。続く青山が三塁線を破る適時二塁打を放ち、同点に追いついた。2番手の村上が7回無失点の好投で勝利を呼び込んだ。山梨学院のエース相沢は140球完投したものの援護に恵まれず。野村は5打数3安打1打点の活躍も実らなかった。

○岡山学芸館(岡山) 6-5 広島商(広島)

 岡山学芸館は先発・丹羽の顔面に打球が直撃。1回で降板するアクシデントにもめげず逆転勝ちした。2点を追う8回2死一、三塁で中川の三塁適時内野安打で1点差に。続く岩端が左越え2点二塁打を放って逆転した。中川は2回から緊急登板。130球を投げ、5点を失ったが(自責4)、最後まで投げ抜いた。

 広島商は5回に山路がソロ本塁打を放つなど最大3点リードを奪うも、終盤に投手陣が崩れた。優勝した1988年以来31年ぶりの夏の甲子園勝利はならなかった。

(Full-Count編集部)

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