「何もできなかった」―大谷翔平が脱帽した、メジャー屈指の左腕セールの凄さ
1安打も止めたバットに当たった“ボテボテ二塁打”「すごかったですね」
エンゼルスの大谷翔平投手が10日(日本時間11日)、敵地でのレッドソックス戦前に取材に応じ、8日(日本時間9日)に初めて対戦したレ軍の左腕クリス・セール投手を「すごい投手」と称賛した。
「すごかったですね、いいピッチャーだなというか、さすがだなという。こっちは何もできなかったですし、ああいうピッチャーをしっかり打っていけるようにやっていかなきゃいけないなと思います」
エンゼルスは10日の試合でメジャー屈指の左腕セールに沈黙。わずか2安打、13三振を喫して8回無得点に終わった。大谷は3打数1安打。第1打席は直球に対して止めたバットに当たったボテボテのゴロが三塁線に転がって二塁打に。しかし、第2打席はスライダーを中飛、第3打席は直球を見逃し三振だった。
「あれ(第1打席)はただのラッキー。第2打席の方が僕の中ではよかったので。選手は内容が大事だと思っている。そこを大事にしながらどう結果にどう結び付けるのか。そこがが大事だと思っています」
また、第1打席の”ボテボテ二塁打”が内角直球だったことに、「セールの場合は打てると思ったボールが内角だったりする。角度の問題もあるし、ボールも動いている。そういう意味でもは難しい(投手)と思う」と話した。
今月末にはセールと再び対戦する見込み。
「まったく何もできないかって言われたら、そうではないのかなとは思いますけど。1試合通してチームとしてできることがなかったので、さすがだなと思いました」
今度はリベンジなるか。セールとの再戦は注目されそうだ。
(木崎英夫 / Hideo Kizaki)