田澤純一、日本人で初めてレッズと契約 日本人選手がMLB全30球団を“制覇”へ
米11年目のシーズンを迎えた田澤、6球団目は日本人選手“未開の地”に
カブス傘下3Aアイオワから自由契約となっていた田澤純一投手が、レッズとマイナー契約を結んだことが11日(日本時間12日)、分かった。メジャー関係者が明かしたもので、2020年までの2年契約となる見込み。レッズはメジャー30球団で唯一、日本人が在籍したことのないチーム。これで日本人選手は“全球団制覇”を果たすことになる。
田澤は2008年12月にレッドソックスと契約し、09年にメジャーデビュー。翌10年に右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、11年にメジャー復帰を果たすと、レッドソックスのブルペンに欠かせない存在となり、2013年にはセットアッパーとして世界一に大きく貢献した。
2016年オフにFAとなり、マーリンズに移籍。しかし、翌18年に戦力外となり、タイガースとマイナー契約を結ぶもメジャー昇格はならず。エンゼルスとマイナー契約を結んで9月にメジャー昇格を果たし、9試合登板で防御率2.25と結果を残した。
今季はカブスとマイナー契約を結び、招待選手として参加したメジャーキャンプではオープン戦で6試合登板、防御率0.00と好成績をマークしたものの、開幕メジャーはならず。マイナー契約を結び直して残留したが、3Aアイオワで19試合に登板し防御率4.00に終わり、7月11日(同12日)に契約解除となっていた。
レッズとは2年契約で、メジャー昇格を果たした際の条件も決まっているスプリット契約となる見込み。レッズの球団組織に日本人選手が所属したことはなく、渡米11年目を迎えている右腕が初の日本人選手として歴史を刻むことになる。
(Full-Count編集部)