ロッテ連敗4でストップ 井口監督は石川を称賛「またローテでしっかり投げて」

ロッテ・井口資仁監督【写真:荒川祐史】
ロッテ・井口資仁監督【写真:荒川祐史】

9回に爆発の打線にも手応え「残り試合もやっていけるという雰囲気に」

■ロッテ 6-1 日本ハム(13日・東京ドーム)

 ロッテは13日、東京ドームで日本ハム戦と対戦。6月9日以来の先発・石川が6回1/3を1失点の好投。1-1の同点9回には5安打5得点の猛攻を見せ、6-1で逆転勝ち。連敗を4で止めた。

 久々の先発となった石川は、初回に1点を先制されたものの、その後は粘りの投球で、清宮を4番に据えた日本ハム打線を6回まで無失点に抑える。迎えた7回、ヒットと四球で1死一、二塁のピンチを迎えたところで、球数は102球に。リリーフ陣にマウンドを託すと、東條、松永がそれぞれ大田、近藤を打ち取り、ピンチを切り抜けた。

 打線は7回、「結果は出ていなかったが、打撃練習の内容が良かった」と前日試合後に井口監督から4番に戻すことを伝えられたいた井上が、この日2安打目となる二塁打を放つと、角中の左安打で代走・岡が同点のホームイン。さらに9回1死から、その岡の二塁打を起点に満塁のチャンス作り、7番・中村奨が日本ハム7番手・秋吉の初球を強振。前進守備の二遊間を抜ける2点適時打を放ち勝ち越しに成功した。その後、平沢、細川も続き、一挙5安打5得点。怒涛の攻撃で逆転勝利。チームの連敗は4で止まった。

 井口監督は「先発がしっかり試合を作ってくれれば、こういう展開になる。石川は久しぶりの先発で、石川らしいピッチングをしてくれた」と、6月9日以来の先発マウンドで結果を残した右腕を称賛。「またローテでしっかり投げてくれれば」と次回登板にも期待を寄せた。

 9回の猛攻については「(中村)奨吾にしろ、カク(角中)にしろ、(井上)晴哉にしろ、今シーズンあまり調子は良くないが、あの3人がしっかりつないで。本人たちもいろんな思いを持ってやっていると思う。そういう中でしっかり仕事をしてくれて、残り試合もやっていけるという雰囲気になってきた」と振り返った指揮官。なかなか結果の出なかった主力組の活躍に手応えを感じていた。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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