西武山川、34号逆転2ランで主砲の意地 「もう1回、4番を取り返すつもりで」
1点を追う8回無死一塁から山川の34号2ランで逆転勝ち
■西武 8-7 オリックス(14日・メットライフ)
西武の山川穂高内野手が14日のオリックス戦(メットライフ)で8回に34号逆転2ランを放ち、チームを今季2度目の5連勝に導いた。
真夏のメットライフドームが歓声で大きく揺れた。8回、無死一塁からオリックス4番手・海田の投じた初球のフォークを捉えると、大きな弧を描いた打球が左中間スタンドに勢いよく飛び込んだ。逆転2ランにベンチからナインが飛び出してハイタッチの嵐で祝福されると、最後は本拠地に詰めかけたファンと「どすこい」ポーズで喜びを分かち合った。
初回に5点を失ったが、中村の遊ゴロの間にすぐに1点を返した。「3人で終わっていたら嫌だった。でも、すぐに(1点を)返したのが今のいい流れ。諦める数字じゃない」と夏の獅子がオリックス先発・山岡に牙をむいた。
3回には打者一巡の猛攻で5点を奪い勝ち越しに成功。4回に吉田正の適時打などでオリックスにリードを奪われたが、終盤で試合を決めたのは山川の一振りだった。試合前の練習では赤田打撃コーチから疲れが出てきていた足の動きについて指摘された。