星稜VS智弁和歌山はタイブレークに突入 星稜・奥川は12回まで3安打21奪三振!
自己最速タイ154キロを2試合連続でマーク、5回1死まで無安打投球
第101回全国高校野球選手権大会第11日が17日、甲子園球場で行われ、準々決勝進出をかけて星稜(石川)と智弁和歌山(和歌山)が第2試合で対戦。1-1で延長に突入するも決着がつかず、今大会初の延長13回タイブレークに突入した。星稜先発のプロ注目右腕・奥川恭伸投手が自己最速タイの154キロをマークするなど、12回を終えて150球、3安打21奪三振1失点の圧巻の投球を見せた。
7日の旭川大(北北海道)との1回戦では9奪三振の好投で完封勝利。13日の立命館宇治(京都)との2回戦では3番手でマウンドに上がると、自己最速を更新する今大会最速の154キロをマークしていた。
この日は初回にいきなり152キロをマーク。3回には9番・綾原に対し追い込んでから自己最速タイとなる154キロ直球で見逃し三振を奪った。
1点を先制して迎えた5回1死から根来にこの日初安打となる遊安打を許したが、後続を断ち切った。しかし、6回には味方の失策と死球でピンチを招き、3番・西川に同点右前適時打を浴び今大会初失点。それでも150キロを超える直球と大きく曲がるスライダーのコンビネーションで三振の山を築き、強打の智弁和歌山打線から12回まで21個の三振を奪う快投でスタンドを沸かせた。
一方、奥川を援護したい星稜打線は4回に主将・山瀬の犠牲フライで1点を先制したが、その後は智弁和歌山の継投の前に得点を挙げられず、タイブレークに突入した。
(Full-Count編集部)