明石商、2季連続4強進出 3番手の2年生エース中森が最速151キロ
5点差追いつかれるも、8回に相手投手の暴投で決勝点
第101回全国高校野球選手権大会第12日が18日、甲子園球場で行われ、準々決勝第1試合は明石商(兵庫)が八戸学院光星(青森)を7-6で振り切り、今年の選抜に続いて2季連続で4強進出を決めた。7回途中から登板した2年生エース中森が最速151キロをマークし、終盤の八戸学院光星の反撃を断った。
6-6で迎えた8回、明石商は安打、四球、犠打で1死二、三塁とした。ここで3番・重宮はスクイズを敢行するも空振り。2死三塁となったが、ここで八戸学院光星の3番手・山田が暴投。三塁走者が勝ち越しのホームを踏んだ。
試合は立ち上がりから激しい点の取り合い。明石商は安藤、宮崎の適時打、福井のスクイズで3点を先制。2回には安藤が中越え3ランを放ち、試合の主導権を握った。
一方、八戸学院光星は1回に内野ゴロの間に1点、3回に大江が2点適時打、5回に相手失策で2得点、6回には下山が押し出しの四球を選んで同点に追いついた。
しかし、3番手の2年生エース中森が流れを変えた。7回2死三塁のピンチで登板して後続を断つと、8回1死一、三塁も無失点で切り抜け、勝利を呼び込んだ。
八戸学院光星はあと1本が出ず、準優勝した2012年以来の4強進出を逃した。
(Full-Count編集部)