“ほぼ座った状態”で構える少年打者に米困惑 顔付近の高さに“尻もち”も…ストライク!?
リトルリーグ・ワールドシリーズで“珍打者”登場「何をやらかしている」
リトルリーグ・ワールドシリーズで“ほぼ座った状態”で打席に入る打者が登場し、米国で話題となっている。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」が映像を公開すると、ファンからは「馬鹿げている」「ストライクゾーンはどこ?」など“困惑”の声が続々。衝撃が広がっている。
米国のペンシルベニア州で行われているリトルリーグ・ワールドシリーズ。ベネズエラ-オーストラリアの一戦で“珍事”は起きた。5回裏、無死走者なしの場面。1点リードのベネズエラはデイビス・オルドネスが打席に入ると、その場にしゃがみ込むように腰を落とした。
ほぼ座り込んだ状態で、バットは立てて、腰を振るようにして投手と対峙。しかし、オーストラリアの右腕マックス・ミオットは動じることなく初球を投げ込む。ボールは打者の顔付近の高さを通過。オルドネスは仰け反り、思わず尻もちを付きそうになって地面に左手をついたが、コースは真ん中付近で判定はストライクとなった。
「Cut4」がこのシーンの動画を公開すると、再生回数はあっという間に130万回を突破するほど話題に。ファンからは“困惑”の声があがっている。
「昔リトルリーグでやっている子を見たことがある。見てて恥ずかしかったけど」
「私がピッチャーだったら、ぶつけているよ」
「これは馬鹿げているよ。ちょっとした目立ちたがりの行為に違いない」
「本塁の上を通過した投球の全てを、私ならストライクにするね」
「彼は何やらかしてるんだい?」
「この子のコーチはどこのどいつだ笑」
「彼はそこまでして注目されたいのかな?」
「これは許される行為ではないよね」
「彼のストライクゾーンはどこになるの?」
「ストライクゾーンが存在しないから投げられないよ」
「投手は彼にぶつけるべきだったね」
「それは打撃の構えじゃないよ」
批判的なコメントが多く、作戦も失敗したかに見えたが、オルドネスはこのあと立ち上がって普通に構えると、2球目に意表を突く三塁線へのセーフティーバントを決めて出塁。その後、三塁まで進み、味方のタイムリーで生還した。これが貴重な追加点となり、ベネズエラは2-0でオーストラリアに勝利している。