痛烈ライナーが背後のダグアウトへ直接…ゾッとするシーンに解説者も「怖い」
痛烈なファウルが自軍ベンチへ、実況も「なんということでしょう」
■ツインズ 12-7 レンジャーズ(日本時間18日・アーリントン)
17日(日本時間18日)の敵地レンジャーズ戦で、ツインズの強打者ミゲル・サノ内野手の痛烈なファウルが自軍ベンチに飛び込み、味方が“恐怖”に顔を引きつらせる一幕があった。
初回2死一塁の場面。サノの痛烈な打球は、背後の三塁側のダグアウトに向かって飛んでいった。ビル・エバーズ・コーチのすぐ左を通り、ダグアウトの壁に直撃。その瞬間、レンジャーズの遊撃手アンドラスも思わず肩をすくめるほどの弾丸ライナーだった。
奇跡的に誰にも当たらず事なきを得たが、一歩間違えれば大惨事。地元テレビ局の実況は「なんということでしょう! ロケットのような打球がダグアウトへ。ビリー・エバーズ(コーチ)の左肩の上を通ったようです。信じられません。見てください」と伝え、解説者も「怖いですね」とつぶやいた。
メジャーリーグでは今年、観客にファウルボールが直撃する事故が続出。少女に痛烈な打球が当たり、打ったカブスのアルバート・アルモラJr.外野手がその場で涙を流すというショッキングな事故もあった。内野席の防護ネット拡大の議論は活発化している。ダグアウトのスタッフや選手は常に試合に集中しているため、打球が当たることは滅多にないが、ゾッとするようなシーンだった。