日ハム、5時間15分の激闘も引き分け 栗山監督「勝ちきれなかったことを反省」
延長10回には4番・清宮に代打出すも…借金完済ならず「しっかりやっていきます」
■日本ハム 4-4 楽天(18日・札幌ドーム)
日本ハムは18日、本拠地楽天戦に4-4で引き分けた。5時間15分の激闘をものにできず、借金完済とはならなかった。
初回に1点先制された直後に近藤健介外野手の2点適時三塁打などで3点を奪って逆転し、主導権を握った。だが、4-2で迎えた7回に4番手の堀瑞輝投手が楽天の浅村栄斗内野手に同点2ランを許した。
その後は互いに走者を出しながら、あと一本が出ない。延長10回には先頭の近藤が楽天の左腕・高梨から左中間二塁打を放つ。栗山英樹監督は続く4番の清宮幸太郎内野手に代打の谷内亮太内野手を送り、犠打を指示。結果的に谷内が死球を受けて無死一、二塁となったが、渡辺諒内野手、王柏融外野手、石井一成内野手が3者連続三振に倒れた。
一方、投手陣は宮西尚生投手が8回、秋吉亮投手が9回を無失点で切り抜けた後、10回から12回までの3回を村田透投手が3安打無失点と踏ん張った。
野手15人全員を使い切った栗山英樹監督は「監督の立場としては勝ちきれなかったことをしっかり反省したい。ただ、選手たちがああやって、なんとかしようとして粘っている。残り試合、こういう風に1日を過ごすしかない」と戦う姿勢を評価した。残り31試合に向けて「あれだけ負けて、それでももう1回戦えるチャンスがある。そのチャンスに感謝しながらしっかりやっていきます」と力を込めた。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)