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奇跡のバックホーム再現で松山商OB右翼の投げた球は…今も続く熊本工との絆

1996年夏の甲子園決勝を戦った松山商(愛媛)-熊本工(熊本)。決勝戦は、松山商が延長11回の熱戦を制した。同点の延長10回裏、1死満塁で迎えたサヨナラの場面。熊本工の3番・本多大介さんが放った右翼への大飛球を捕球した松山商の右翼手・矢野勝嗣さんが、三塁からタッチアップを狙った星子崇さんを本塁でアウトにしたプレーは「奇跡のバックホーム」として、高校野球史に語り継がれている。

試合だけでなく延長10回一死満塁の決勝戦の場面が用意され、注目が集まった

「最後にはもうネタでしかないんですけど、MCの方が、あのプレーを再現しよう、という流れになりまして……」

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 矢野さんが右翼に入り、星子さんが三塁走者となった。打者もあの延長10回裏と同じだった。熊本工の本多さんが見事なライトフライを上げた。それを矢野さんがキャッチすると、星子さんがスタートを切った。結果は……。

「ファーストまで、届いたかな……という球しか投げられなかったんです(苦笑)」

 クロスプレーとはならず、星子さんが悠々と生還。今回はアウトにできなかった。笑いや感動、さまざまな思いが駆け巡った両校のOB戦。再戦を約束し、宴は終わった。矢野さんは次回、愛媛・松山で開催したいとプランを明かした。

「せっかく、つながっていますし、野球を通じてもらった縁は一生。大事な縁をまた形にして5年後なのか、10年後なのか、母校か甲子園に出場する時なのか……その時、(澤田)監督、いくつだろう……ノックが打てるかな。またやりたいなと思っているので、常に(開催の)タイミングを見ています」

 仲間と一緒に高校野球をやっている時間は短い。あっという間に2年半は過ぎてしまうが、松山商と熊本工の結び目は、時間の経過とともにさらに強固なものになっていた。

(楢崎豊 / Yutaka Narasaki)

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