大谷翔平の“右手一本”16号に名物解説も興奮「何という力強さなんだ!」
本拠地ホワイトソックス戦の7回に19試合74打席ぶり16号2ラン
■エンゼルス 9-2 Wソックス(日本時間19日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は18日(日本時間19日)、本拠地のホワイトソックス戦で「3番・指名打者」で2試合ぶりに先発出場。7回の第4打席で16号本塁打を放った。ほぼ片手でセンター方向に柵越えを果たした一撃に、メジャー通算132勝のエンゼルスOBは「何という力強さなんだ!」と驚嘆している。
圧巻のビッグフライだった。5-1で迎えた7回無死一塁で大谷が登場。2ボール2ストライクから88.3マイル(約142キロ)の外角カットボールを見事に捉えた。打球速度105マイル(約169キロ)、飛距離431フィート(約131.4メートル)、角度23度、最高到達点は71フィート(約21.6メートル)。バックスクリーンまで4.8秒の弾丸ライナーだった。
「7月27日以来のショウヘイ・オオタニのホームランを見ることができて良かった。もう、その質問に答える必要はないのです。安定した打率であり続ける一方で、パワーが伴っていませんでした。ホームランで431フィートの距離を網羅しましたよ、ショウヘイ・オオタニ!」
地元ロサンゼルスで中継しているテレビ局「FOXスポーツ・ウエスト」で大谷の久々の一撃にしみじみとした様子だったのは解説のマーク・グビザ元投手だった。
メジャーで自己最長のブランクとなる19試合74打席ぶりの一発となった大谷だが、報道陣から最近、本塁打の出ない理由について質問を受ける機会も増えていたが、ようやく解放されたとエンゼルスOBは喜んでいた。
「左腕相手に今季3本目です。あんなに遠くまで飛ばせるなんて、何という力強さなんだ! 打撃モーションに無駄がありません。ストライドも全くありませんよ。引き込んで、センターまで持って行きました」
力みを一切見せず、センター方向に運んだ大谷らしいビッグフライに、グビザ氏は脱帽するしかない様子だった。
(Full-Count編集部)