履正社、初の決勝進出 初回打者一巡4点&2年生・岩崎9回1失点10奪三振で逃げ切り
全5試合で2桁安打、18年の大阪桐蔭に続いて大阪府勢2年連続の決勝進出
第101回全国高校野球選手権大会第13日が20日、甲子園球場で行われ、決勝進出をかけた第1試合で履正社(大阪)が明石商(兵庫)を7-1で破り、決勝進出を果たした。春は14、17年に決勝に進んでいるが、夏は初めてとなる。18年の大阪桐蔭に続いて大阪府勢2年連続の決勝進出となった。
履正社は初回、2番・池田の適時左前打、5番・内倉の適時二塁打、6番・西川の2点適時左前打と打者一巡の猛攻で4点を先制。その後はギアを上げた151キロ右腕・中森に苦しめられたが、5回に野口の適時右前打で1点を追加。9回にも野口の中前への2点適時打で勝負を決めた。終わってみれば13安打を放ち、全5試合での2桁安打となった。
ここまで全4試合でエース左腕・清水が先発してきた履正社だったが、この日は2年生右腕・岩崎が先発。先頭打者弾を許したが、2回以降はスコアボードに0を並べた。9回5安打1失点、10奪三振の完投でリードを守り、ここまで準決勝進出4校で最多の474球を投げてきたエースを休ませることに成功した。
敗れた明石商は、来田涼斗の先頭打者弾ですぐさま1点を返したが、反撃はここまで。中森が2回以降を8回まで1失点に抑える力投を見せたが、初の決勝進出はならなかった。
(Full-Count編集部)