履正社VS星稜は選抜1回戦の再戦 どちらが勝っても初優勝 決勝のみどころ

遂に決勝、どちらが初の頂点に
遂に決勝、どちらが初の頂点に

選抜では星稜・奥川が完封勝利、履正社は星稜にリベンジなるか

 第101回全国高校野球選手権大会は、大会第14日となる22日に甲子園球場で決勝戦が行われる。どちらが勝っても初優勝の戦いは、今春の選抜1回戦の再戦となった。選抜では星稜が3-0で快勝。プロ注目右腕・奥川は17三振を奪って3安打完封した。打力を磨いた履正社がリベンジを果たすのか、奥川ら豊富な投手層を誇る星稜が再び立ちはだかるのか注目の一戦だ。

○決勝 履正社(大阪) – 星稜(石川)14時00分

 履正社は選抜で星稜・奥川に手も足も出ず1回戦敗退。強打が売りのチームにとっては屈辱的な敗戦だった。悔しさを胸にパワーアップした打線は、今大会で本領発揮。全5試合で2桁安打、7得点以上と他を圧倒して勝ち上がってきた。選抜で奥川に4打数無安打2三振だった4番・井上は打率.429(21打数9安打)、2本塁打、11打点と好調。1番・桃谷は全5試合で第1打席で安打を放ち、起爆剤になっている。準決勝で温存されたエース清水が中3日で決勝を迎えるのは好材料だ。

 星稜は奥川が今大会4試合、32回1/3を投げて驚異の防御率0.00。自責点0のまま優勝すれば1971年の桐蔭学園・大塚以来、48年ぶり8人目の快挙となる。2、3回戦で自己最速の154キロをマークしており、大会最速の155キロ到達の期待も高まる。奥川以外にも、準々決勝で先発して好投した2年の荻原、3年生左腕・寺沢、U-15代表だった2年生右腕・寺西ら好投手が控えている。大会序盤は湿りがちだった打線も準々決勝で22安打17得点、準決勝で11安打9得点と、状態が上がってきたのは心強い。

 どちらが勝っても初優勝。今年はどんなドラマが待っているのか。

(Full-Count編集部)

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