広島緒方監督、ヒヤヒヤ勝利で2位浮上もファンに感謝 「マツダの力、凄い声援、パワーを」
同点の8回に代打・安部が勝ち越しソロ、9回は2死満塁のピンチも中崎がなんとか無失点
■広島 5-4 ヤクルト(21日・マツダスタジアム)
連夜の逆転勝ちに広島の緒方監督もご満悦だった。21日の本拠地ヤクルト戦を5-4で勝利し4カードぶりの勝ち越しで2位に浮上。9回は2死満塁のピンチも中崎が無失点で抑えての勝利に「マツダの力でしょ、凄いパワーを送ってくれた」と、ファンの声援に感謝の言葉を並べた。
前夜の同戦では9回に3点差を逆転する劇的なサヨナラ勝ち。この日も序盤から2点を追う展開も5回に菊池涼、鈴木の連続タイムリーで同点に追いつき、8回には代打・安部が左中間へ7号ソロを放ち試合を決めた。
1点リードの9回には中崎をマウンドに送ったが3安打を浴びるなど2死満塁のピンチを背負ったが最後は山田哲を右飛に仕留め逃げ切った。緒方監督は最終回の場面を振り返り「ギリギリのところで踏ん張ってくれた。マツダ(スタジアム)の力でしょ。凄い声援、パワーを送ってくれた」と、真っ赤に染まったスタンドの大声援に感謝した。
代打で決勝ソロを放った安部には「良く打ってくれた」と賛辞を送り、8回に登板しプロ初勝利を挙げた2年目の遠藤には「初勝利と聞いてびっくりした。これだけチームに貢献してくれているからね」と驚きの表情を見せていた。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)