田中将大がPO“開幕投手”に最適!? NYメディアが猛プッシュ「信頼できる男」
プレーオフでの成績は圧倒的「この数字を見てください。だから私は彼を信頼しています」
一方で「話が変わるかもしれませんが、もし第1戦を本拠地でプレーする場合、ヘルマンにマウンドを託し、そこからブルペンに繋いでいくことも考えられます。もし初戦を落として第2戦をものにしなければならないとなったときに、タナカこそが信頼できる男だという考えがあるからです。戦略の観点から見た場合、それが私の考えです」とも言及。第1戦で勝っても負けても重要となる第2戦に田中を投入するのも1つの手だとしている。
ローゼンバーグ氏が田中の今季の防御率の悪さに言及すると、ハーン氏は「ボールの飛び方から見て、それは誰しもが抱えている状況です。彼は被弾してきました。それはわかっています。しかし、彼らが(勝利を)必要としている大舞台において、彼は大概活躍してくれます。なので、『誰を信頼するか』と問われれば、私は彼を信頼します」とあらためて熱烈に“支持”。何度も「信頼」という言葉を使い、田中をプッシュした。
田中のプレーオフでの通算成績は、5試合先発登板で30回、3勝2敗、防御率1.50、被安打17、WHIP(1イニングあたりの四球+安打)0.80と圧倒的。ローゼンバーグ氏が「もし投手を分類するとして、最高レベルの投手がグロムやシャーザーだとするなら、タナカはどの部類ですか? 3番目ですか? 上から2番目ですか? 彼は最上位のランクではありません」と指摘しても、ハーン氏はこの成績を紹介した上で「この数字を見てください。だから私は彼を信頼しています」と強調した。
超名門球団ヤンキースで、大舞台に強い投手としてメディアやファンの信頼を掴んでいる田中。10年ぶり世界一へのキーマンとして、期待は高まっている。
(Full-Count編集部)