DeNAラミレス監督「他のチームどうこうよりも…」28日にも自力V復活
9番に起用の細川を称賛「いい仕事をしてくれた」
■DeNA 5-3 ヤクルト(27日・横浜)
DeNAは25日、横浜スタジアムで行われたヤクルト戦に5-3で勝利した。シーソーゲームの展開から、7回に筒香のタイムリーで勝ち越しに成功し、リリーフ陣がヤクルトの反撃を許さなかった。首位の巨人が敗れて5ゲーム差、28日にも自力Vが復活する可能性も出てきたが、ラミレス監督は「今は他のチームがどうこうよりも、1試合1試合をしっかり勝っていくことが重要」と一戦必勝を誓った。
ラミレス監督は「細川がいい仕事をしてくれた」と、7回に先頭打者として四球を選び、筒香の勝ち越し打につなげた9番打者の名前を挙げた。「今日の先発投手は右打者に打たれているということで、大和とのつながりを考えた」と、9番での起用が当たった。「10球以上投げさせて四球を取った。あんな姿はあまり見たことがなかったが、すごく良くなっているということだと思う」と高卒3年目のスラッガーの成長を喜んだ。
中5日で先発した上茶谷は6回3失点で降板し、勝ち負けがつかなかった。5回に2者連続本塁打で勝ち越しを許した。5回終了時で105球を投げていたが、同点に追いついた6回も続投させた。指揮官は「勝たせたい、ということがあった。相手は下位打線だったし、そこで抑えれば勝ち投手の可能性も出てくる」と続投の理由を説明し「5四球というのはあまり見たことがなかったし球数も多かったが、要所を締めたし、全体的に悪い投球ではなかった」と、先発投手として最低限の仕事を評価した。
当たりの止まっていたロペス、筒香の活躍で6連戦の初戦に勝利した。ラミレス監督は「2人が結果を出して勝利できたのは大きい」と、首位追撃に手応えを感じていた。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)