DeNAが大胆オーダー変更へ ロペスを外し左打者7人「小川には左打者が有効」
カード3連勝へ「リベンジの時」、ラミレス監督「小川に対しては左打者が有効」
■DeNA – ヤクルト(29日・横浜)
DeNAが29日の本拠地・ヤクルト戦でカード3連勝へ大胆なオーダー変更を行う。
試合前練習中の囲み会見に姿を見せたラミレス監督は、唐突に自らオーダーを切り出した。1番に石川雄洋、4、5番には佐野恵太、梶谷隆幸を起用。下位には柴田竜拓、神里和穀を入れ、捕手の戸柱恭孝を含めて左打者7人を並べる。
ラミレス監督は「いろんな要素があるが、小川に対しては左打者が有効と考えて、このオーダーにした」と、予告先発の小川泰弘対策の布陣であることを明かした。スタメンを外れるロペスに関しては「最近10試合の成績が34打数4安打と状態が良くない」と説明。4番に抜擢した佐野は「小川に対して今季3打数3安打で、対ヤクルトでも.476の成績を残している」と相性の良さを強調した。
2番に定着しつつある筒香嘉智に関しては「明日になったら変えるかもしれないし、ずっとこのままかもしれない」と4番復帰は明言せず、「とにかくその日その日で、一番いい結果が出るように選手を使っていきたい」と持論を示した。
前回の神宮での対戦では3連敗を喫した東京ヤクルトに地元で連勝し、「リベンジの時が来たと感じる」と前夜の会見で話したラミレス監督。マジック19の首位巨人と5ゲーム差と負けられない状況で、勝利のためにまた大胆な勝負手を切った。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)