DeNAが“左打者7人打線”で4連勝 ラミレス監督も喜び「チーム一体での勝利」
前回神宮で3連敗のヤクルトにカード3連勝「この結果は嬉しい」
■DeNA 4-2 ヤクルト(29日・横浜)
DeNAは29日、横浜スタジアムで行われたヤクルト戦に4-2で勝利した。ラミレス監督は「ヤクルトには前回の神宮で3連敗しているので、この結果は嬉しい。チーム一体となっての勝利だった」と同一カード3連勝を喜んだ。
この日は先発オーダーを大幅に入れ替え、7人の左打者を並べた。5番に入った梶谷が決勝打を放ち、7番の柴田が同点打を含む3安打2打点と活躍した。指揮官は「普段はあまり先発で出ない選手が活躍してくれた。柴田は今月、打率4割以上とよく振れている。相手がそれほど警戒しない存在かもしれないが、そういう選手が活躍してくれるのは非常に大きい」と伏兵の働きを評価した。
投手陣では7回に1死満塁のピンチを石田が無失点で切り抜けた。1死二、三塁から荒木を申告敬遠で青木との勝負を選択し、併殺打に打ち取った。「あの場面がターニングポイントだった」と振り返ったラミレス監督は「荒木は当てるのが上手いので、ホームでアウトを取ることが難しいと思った。リスクはあったが、塁を埋めて青木でダブルプレーを取ることができた。山田までまわったら国吉を用意してくれたが、石田がよく抑えてくれた」と、リリーフ再転向となった左腕を称賛した。
4連勝となったチームは、DeNAベイスターズとして横浜スタジアム最多勝となるシーズン39勝を記録した。ラミレス監督は「ファンの方々の存在がなければこの結果は残せない。なぜ我々がプレーしているのか、ということもファンの存在を抜きにしては語れない」と、連日スタンドを埋めるファンに感謝した。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)