ロッテ井口監督「ミスあった。引き締めていかないと」オリ戦連敗を5で止める

ロッテ・井口監督【写真:荒川祐史】
ロッテ・井口監督【写真:荒川祐史】

1軍復帰即スタメンの藤岡が汚名返上の勝ち越し弾

■ロッテ 8-6 オリックス(1日・ZOZOマリン)

 ロッテは1日、本拠地ZOZOマリンスタジアムでオリックスと戦い、8-6で競り勝った。6-6で迎えた7回、この日1軍昇格即「8番・遊撃」でスタメン出場となった藤岡が今季1号2ランを放ち、8-6と勝ち越しに成功。そのまま逃げ切り、オリックス戦の連敗を5で止めた。

 2連敗中のロッテは先発の種市が、吉田正に23号3ランを浴びるなど、3回まで4点を失う苦しい展開となった。だが、打線が4回に反撃。「前回、やられている投手なので、円陣でちょっと高めを狙った。高めに浮いてきたので、そこをみんなで集中打することができた」。井口監督が語った思惑通りに、8月17日にプロ初完封を許したオリックス・竹安を攻めた。

 角中、中村奨の連打、藤岡の犠飛、岡の適時三塁打などで反撃し、竹安を3回2/3、6安打3失点でKO。変わった2番手・山田からマーティンが9号3ランを放ち、この回一挙5得点で逆転に成功した。7回、藤岡の一塁悪送球をきっかけにピンチを背負うと、3番手・東條が2本の適時打を浴びて同点とされた。

 しかし、その直後に1死二塁の好機を作ると、痛恨の失策を犯した藤岡が右翼席へ今季1号2ラン。汚名返上とばかりに自らのミスを取り返した藤岡の一発で勝ち越し、オリックス戦の連敗を5で止めた。

「なんとか勝てた試合でした」と試合を振り返った井口監督。「いろいろミスもあった。こういうところを引き締めていかないと、さらに上にはいけない。明日の試合は大事になってきますし、残り試合も少ないので、今までやってきたことをしっかりぶつけていきたい」と、気を引き締めていた。

(岩国誠 / Makoto Iwakuni)

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