日ハムB☆Bによる地域貢献活動「The HOME~B☆Bみらい大志プロジェクト~」とは?

函館市 の赤レンガ倉庫を散策するB☆B【画像提供:北海道日本ハムファイターズ】
函館市 の赤レンガ倉庫を散策するB☆B【画像提供:北海道日本ハムファイターズ】

大樹町で初めての長期滞在、ブログもスタート。充実の夏を過ごすB☆B

 すべての町に行った経験があるっていうのは、どこの町の人からしても、「B☆Bはあのとき来てくれたよね」と認識してもらえるし、北海道のどこへ行ってもB☆Bという存在を知っていただける人も多くなったので、意味のあることでした。そして僕自身も北海道のことを詳しく知る機会になりました。

 212物語では町の見どころや、特産品を映像で紹介しました。その映像は札幌ドームのビジョンで後日流して、町の皆さんもその日(球場へ)来てくれた方々もいました。その1年間分をDVDに10巻にまとめて発売しました。

 全市町村を回って、町によっていろいろ事情が違って、観光名所とか有名な特産品とかある町もあれば、観光産業よりも農業が盛んな町もあったり、町によって“売り”が違うなと感じました。どこの町も人口が減ってきて、廃校になっていく学校を多く見かけたり、少子高齢化の問題など、さみしい思いというのは感じていました。少しでも地方を元気にする力になれればな、というのはなんとなくずっと思っていたんですね。

 ファンの方からは「また2周目回るの?」と聞かれたんですけど、僕としては単純に同じことを繰り返そうとは思ってなくて。212物語で212か所回ったのですが、一つの町に1日限り、1回限りでそれきりになってしまうことも結構あったので、次をやるんだったらもうちょっと深く関わりたいなと思っていました。漠然と“本当に”町のための力になれることをやりたいという思いを持っていたんです。

 2015年で212物語が終わって、2017年まで僕がメインマスコットとして活動していたんですけど、2017年限りでそのメインを退いて、地域貢献活動に移りました。昨年2018年は北海道命名150年の記念事業に関わる仕事をしながら、次どういう活動をするべきかを模索していました。

 球団でパートナー協定を結んでいる市町村があって、そういった町に出向いて行って、これからの活動の参考になるようにいろんな話を聞いたんです。町が抱えている課題であったりとか、どういうことに力を入れているかとか、もしB☆Bが地域貢献に関わるんだったら、どういうことをB☆Bにしてもらいたいかみたいな希望があれば教えてください、と。それぞれの町に行って市役所であったりとか町の役場であったりとか、いろんな方に会っていただいて、ヒアリングをさせていただいて、町によって力をいれてることや課題とかが分かりました。

 プロジェクトのやり方として、212物語のときみたいに見どころを紹介するやり方にこだわるのではなくて、その町の要望とか課題とか事情に合わせたことをB☆Bがやっていく。それも1日ではなくて長い時間、1年間かけて1回限りではなく、その町に何回も出向いてその町の要望に合った内容の地域貢献をしていくのが、「The HOME」の主な活動のテーマです。

 北海道はすごく広い町があって、町の中心部だけじゃなくて町の端っこのほうも来てもらえるとうれしいという話もあり、長期滞在するという形になりました。2週間という滞在期間が長期というのかわかりませんが、とりあえず2週間くらい町に住んでみて、住民目線で物事を見たり、町の人とふれ合ったりする機会をつくりたいなと思ったんです。

 (大樹町での生活は)すごく充実してますよ。ブログは本当は4月の活動開始から始めたかったんですけど、つい最近やっと立ち上げたばっかりで。まだちょっとペースがつかめてない部分があるんですけど、毎日ブログに追われています(笑)。動画も編集していますよ。動画の編集は212物語ではちゃんとした機材でやっていたんですけど、今はスマホで動画編集できるんです。昼間はあちこち行って、写真を撮って、それを整理して、動画があれば編集して、書いてアップして……。結構時間に追われる毎日なんです(笑)。もうちょっと生活にゆとりを持ってぶらぶら歩いたり、景色を見て写真を撮って歩いたりしたいなーと思っていたんですけど、今のところまだそういう余裕はないです。

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