西武・旧若獅子寮を取り壊し 選手たちは別れ惜しむ、今井「思い出がいっぱい」
取り壊し作業を公開、栗山は「生活をしていた当時のことがつい最近のように…」
西武の旧選手寮「若獅子寮」の取り壊し作業が2日、報道陣に公開された。
旧若獅子寮は1980年11月に完成し、1988年に増築された選手寮。選手の居住エリア20室と、食堂、大浴場や選手ロッカーが完備されていたが、メットライフドームエリアの大規模改修工事に伴い、隣接していた室内練習場とともに取り壊しが決まっていた。
今年7月には4階建ての新しい寮が完成し、選手はすでに移住済み。この日は旧若獅子寮の解体のため、クレーンなどの重機を使った取り壊し作業が公開された。旧若獅子寮と室内練習場の跡地にはサブグラウンドとブルペンが新設されることになっており、2020年夏に稼働を開始する予定となっている。
2017年に入寮し、いわゆる“出世部屋”と呼ばれる13号室に入居していた今井は「思い出がいっぱいですね。僕が住んでいた部屋は、森さんや(高橋)光成さんも使っていたので、そんな部屋で生活できたのは本当に光栄でした」と球団を通じコメントを発表。2002年に入寮した18年目の栗山は「入寮はもう17年も前のことですね。緊張しながら入寮したことや、若獅子寮で生活をしていた当時のことがつい最近のようによみがえります」と懐かしみ、「改修計画が発表されてから、まだまだ先のことだと思っていましたが、あっという間に新しい寮と室内練習場ができ、良い環境を整えてもらったので我々選手としては、精一杯練習に励むだけです」と逆転Vへさらなるパワーアップを誓っていた。
(安藤かなみ / Kanami Ando)