ド軍右腕の頭に147キロ打球直撃、球は跳ね返り左翼まで転がるも…自力でベンチへ
8月2日にメジャーデビューしたばかりの21歳
■ドジャース 4-3 Dバックス(日本時間2日・アリゾナ)
ドジャースのルーキー右腕、ダスティン・メイ投手が1日(日本時間2日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦で強烈なライナーを頭部に受けた。メイはその場に倒れんだものの数分後に立ち上がってベンチへ自力で歩いていった。
球場が凍り付いた。2点追うダイヤモンドバックスが4回に迎えた1死満塁のチャンス。5番のジェイク・ラムが放った打球が、この回から2番手で登板したメイの右側頭部に直撃した。跳ね返ったボールがレフトまで転がるほどの強烈な当たり。MLB公式データ解析システム「スタットキャスト」で91.6マイル(約147キロ)を計測したボールを直接受けたのだからたまらない。198センチの長身右腕はそのままマウンドに倒れ込んだ。
打ったラムが一塁ベース上で神妙な表情を浮かべるなど、球場が騒然とした雰囲気に包まれる中、トレーナーの手当てを受けていたメイは数分後に立ち上がった。ロバーツ監督らと言葉を交わすと、スタンドから拍手が沸き起こる中、自力でベンチまで歩いていった。この時点では、幸いにも大事には至らなかったようだ。
21歳のメイは8月2日にメジャーデビューを果たしたばかり。この日を含めて6試合に登板して1勝3敗、防御率5.11の成績を残している。