前田健太、いきなり救援で今季初セーブ!先発から配置転換で4回4安打3失点
試合前に中継ぎへの配置転換が決定 6回打席では送りバントも
■ドジャース 16-9 ロッキーズ (日本時間3日・ロサンゼルス)
ドジャースの前田健太投手は2日(日本時間3日)、本拠地ロッキーズ戦の6回から2番手として救援。先発から配置転換が決まった一戦で4イニングを投げて5奪三振4安打3失点に抑え、今季初セーブをマークした。
10-6で迎えた6回からマウンドへ上がった。先頭のウォルタースを空振り三振に仕留め、続くダーザを一飛に。マクマホンを二ゴロに打ち取った。7回は先頭・ストーリー、代打・バレイカを空振り三振に仕留めて3者凡退に抑えた。
8回は先頭・マーフィーの左翼線二塁打などで招いた1死三塁からヌネスの一ゴロの間に1点。9回はマクマホン、デズモンドの2者連続弾を浴びた。7月19日の本拠地マーリンズ戦以来45日ぶりの中継ぎ登板は4回4安打3失点、5奪三振無四球。昨年9月7日のロッキーズ戦以来、メジャー通算4セーブ目となった。
バットでも見せた。6回無死一、二塁の攻撃では打席へ。今季11個目のバントとなる投犠打を決め、1死二、三塁にチャンスを拡大。2死後、シーガーの13号3ランを演出した。8回先頭では外野手のデズモンドに右飛に倒れたが、高いセンスを見せた。
試合前までに先発からブルペンに回ることが決まった。ロバーツ監督は数日前に右腕と話し合っていたという。「彼が(試合の)需要な局面で登板することに、私は何の抵抗もない。現状では、彼がまた先発登板する可能性に関しては『YES』と言っておこう。しかし当面の間は、ケンタをブルペンから起用するだろう。彼は我々が求めることなら、どんなことでも引き受けてくれることになるだろう」と期待していた。
ナ・リーグ西地区の首位を独走するドジャースにとって、ワールドシリーズ制覇へ向けたブルペン強化は至上命題。首脳陣は17、18年のポストシーズンで救援として結果を残している右腕の配置転換を決断した模様だが、さっそく前田が期待に応えた。
(Full-Count編集部)