BC栃木が初優勝! 元G寺内監督「出来ることに執着して」元NPB西岡&若松らが躍動

リーグ参入3年目にして初優勝を飾り記念撮影に臨んだBC栃木ナイン【写真:細野能功】
リーグ参入3年目にして初優勝を飾り記念撮影に臨んだBC栃木ナイン【写真:細野能功】

リーグ参入3年目で初優勝 14日から群馬と地区チャンピオンシップ

 BCリーグ栃木ゴールデンブレーブスは5日、リーグ参入3年目にして初優勝を飾った。

 東地区後期優勝マジック1としていた栃木は、茨城・美浦の「光と風の丘公園野球場」で行われた茨城戦に6-1で快勝した。2回に1点先制すると、4回は1番内山翔が無死満塁で右中間へ走者一掃の二塁打など、打者一巡で5点を奪い、勝負を決めた。

 今季は阪神から戦力外になり、NPB復帰を目指す西岡剛が加入。昨年は巨人から村田修一(現巨人ファーム打撃兼内野守備コーチ)の加入で着実にチーム力をアップしてきた。参入1年目の17年は前期5位、後期4位。昨年も前期5位だったが、後期は3位になった。防御率6点台に迫る投手力が課題だったが、今季は投打のバランスがよく、前期初めて勝率5割を超す18勝15敗1分けで3位とし、後期は新潟と前期Vの群馬と首位争いをし21勝8敗5分けで振り切った。

 前期はドジャースとマイナー契約した最速161キロ右腕・北方悠誠が話題となってチームに勢いをつけた。打では西岡に加え、10本塁打のルーカス、投手陣では12勝をマークした若松駿太がチームを引っ張った。つなぐ全員野球をモットーに、四球数はリーグ断トツ。初優勝を決めた茨城戦でも得点はことごとく四球が絡んだ。

 今季から指揮をとる巨人OBの寺内崇幸監督は「選手1人1人が出来ることをしっかり執着して、(やるべきことを)感じて、やってくれた」と寺内監督。14日から2年連続独立リーグ日本一を狙う群馬との地区チャンピオンシップに臨む。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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