プロ初猛打賞の日ハム平沼、清宮から受けた刺激「僕も打たないといけない、と」

日本ハム・平沼翔太【写真:石川加奈子】
日本ハム・平沼翔太【写真:石川加奈子】

2回に右前安打を放つと、5回に右前安打、8回には二塁打

■日本ハム 6-2 オリックス(6日・札幌ドーム)

 日本ハムの平沼翔太内野手が6日、本拠地オリックス戦に「7番・三塁」で出場し、プロ4年目で初の猛打賞をマークした。

 2回にオリックス・山岡の初球145キロの直球を狙い通り、痛烈に右前に弾き返した。5回にも右前安打、8回には左腕の山崎福から右翼線二塁打と3安打の固め打ち。「狙って打てるものじゃないので良かったです。自分の形でしっかり打てました」と充実感たっぷりに振り返った。

 理想は西川遥輝外野手や近藤健介外野手のように2ストライクを取られた後でも打てる打者。「僕はまだ技術がないので、追い込まれたら厳しい。打てる球から打っていくしかない」と積極的に打ちに行き、甘いボールをきっちり仕留めた。

「前で清宮が打っていたので、僕も打たないといけないと思いました」と2学年下の清宮幸太郎内野手から刺激を受けた。6番に座った後輩はこの日は2ランを含む2安打2打点。3安打の平沼は「(清宮は)ホームランがあるから、僕の負けです」と苦笑混じりにジャッジを下した。それでも連敗ストップに貢献し「下位でしっかりチャンスをつくれたので、そこは良かった」と笑顔で球場を後にした。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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