広島小園が本拠地1号、また三塁打が出ずサイクル逃すも…「次こそはと思う」
敗戦の中で3安打猛打賞、藤川との対戦に「ずっと見ていた投手。光栄だった」
■阪神 7-3 広島(7日・マツダスタジアム)
広島の小園海斗が7日の阪神戦で本拠地初本塁打を含む3安打猛打賞を記録。敗戦したチームの中でひとり気を吐いた。
3回の第1打席でライトスタンドに飛び込む本塁打を放った小園は、第2打席でセカンドへの内野安打、第3打席はレフト前に落ちる二塁打を放って自身3度目となる猛打賞を記録した。
小園は「練習でずっとやってきたことができたのでよかった」と笑顔。マツダスタジアムでの初本塁打を「打ったのはシュート。しっかり叩くことができた。初めてだったのでよかった」と喜んだ。
三塁打が出ればサイクル安打の4打席目は、藤川に三振を喫した。「周りから言われていたので、意識はあった」という小園だが、「阪神の投手なので、昔からずっと見ていた投手。対戦できたのは光栄だったが、浮き上がるボールで、真っ直ぐでも空振りしてしまうような球だった」と通算236セーブを記録している鉄腕に脱帽した。
4安打を記録した7月26日の試合でも三塁打が出ず、サイクル安打を逃している。2度目の挑戦にも失敗し「そんなに甘くない」と肩を落とした小園だが、「2回逃しているので、次こそはと思う」と黄金ルーキーらしく、すぐに前を向いていた。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)