ロッテ井口監督が退場となった“禁止行為”は「審判に近づいたため」 嶋田球審が説明
ハーフスイングへの抗議は認められておらず「ベンチを出たら警告、審判に近づいたら退場」
■ロッテ 11-6 ソフトバンク(9日・ヤフオクドーム)
ロッテの井口資仁監督が9日、敵地ヤフオクドームで行われたソフトバンク戦で退場処分を受けた。4回、ソフトバンクの攻撃中に、グラシアルへのデッドボールを巡って嶋田球審に抗議すると、退場を宣告された。
この回1死一塁で先発・二木が投じたボールはグラシアルの体付近へ。この際にバットをスイングしていたようにも見え、井口監督はベンチを飛び出して嶋田球審に抗議に出た。すると、抗議を受けた嶋田球審が退場を宣告。井口監督は納得がいかない様子で両手を広げて天を仰いだ。
その後、嶋田球審は場内に「井口監督を禁止行為により退場処分とします」とアナウンスした。試合後、嶋田球審はこの「禁止行為」について説明。「ルールブックに載っている通りです。ハーフスイングの最終判断についてベンチから出てはいけない。出た時点で警告、審判に近付いたら退場ということになっている」とし、井口監督がグラシアルの“ハーフスイング”について抗議し、ベンチから出て審判に近づいため退場処分としたと語っていた。
また、この場面、グラシアルにボールは当たっていないようにも見える。嶋田球審によれば「ヒットバイピッチはリクエストの対象となります」と語り、井口監督がハーフスイングに対する抗議ではなく、死球かどうかに対するリクエストであれば、受け入れられたとする見解を語っていた。