元妻にDVの内野手に悲劇でファン“論争” 151キロ顔面死球に米メディアは「恐ろしい」
米メディアが衝撃の瞬間の動画を添えて特集「これに勝る恐ろしいものは絶対にない」
■ブルワーズ 8-5 カブス(日本時間9日・ミルウォーキー)
8日(日本時間9日)の敵地ブルワーズ戦で顔面に死球を受け、交代したカブスのアディソン・ラッセル内野手。痛々しい場面に米メディアも反応しており、米スポーツ専門メディア「12UP」は動画付きの記事で「これに勝る恐ろしいものは絶対にない」と伝えている。
ラッセルは3回先頭で打席へ。ハウザーの投じた93.7マイル(約151キロ)の直球が顔面に直撃し、鼻のあたりを抑えてうずくまった。その後、自力で立ち上がって一塁へ向かうと、続くボートの打席では盗塁し、右前打で元気に生還。だが、その後、脳震盪の疑いで交代した。
昨季、元妻メリサ・レイディさんへのDV行為でMLBの規定に違反したとして、40試合の出場停止処分を科されたラッセル。その後、2人は離婚し、ラッセルは今年5月8日に処分が明けて復帰していた。そのため、顔面死球の事実を伝えた米記者のツイッターには「彼の妻のほうが恐い思いをしたんじゃないかな」などとファンの辛辣な声が殺到。一方で「彼のことを好きじゃない人は多いけど、(コメントが)それにしてもひどい」などとコメントするファンもおり、“論争”となっていた。
ただ、この顔面死球のシーンが痛々しかったことは事実。「12UP」は「動画:カブス-ブルワーズの試合で、アディソン・ラッセルはエイドリアン・ハウザーの投げた球を頭にぶつけられる」とのタイトルでレポートし、「メジャーリーガーの頭にボールが直撃する映像。これに勝る恐ろしいものは絶対にない。トレーニングスタッフがフィールドに登場する前に、ブルワーズの捕手ヤスマニー・グランダルが彼の側で気にかけていたのは、良いことだった」と伝えている。
さらに「ラッセルはプレーを続行し、一塁に進んだ後に盗塁を何とか決めたものの、彼は至る所にいるファンをひどくゾッとさせた」と指摘。顔面死球の後に出場を続けたラッセルのハッスルプレーは周囲をヒヤヒヤさせるものだったとしている。
ラッセルは故障者リスト(IL)はしていないものの、一夜明けた9日(同10日)の敵地パドレス戦は試合に出場しなかった。
(Full-Count編集部)