「記録は全て日本人のもの」と嘆いたカブレラ 王貞治氏に迫った3人を米メディア特集
カブレラは勝負を避けられたことに不満「記録はすべて日本人のためのものだ」
記事では「同様の事態が、カブレラとバースの卓越したシーズンの終盤にも起こった」と指摘。ローズが55本塁打を放った翌年の2002年には、西武のカブレラも5試合を残して55本に並んだ。しかし、王監督率いるダイエー戦では5打席3四死球という結果に終わるなど、記録更新にはまたしても及ばなかった。
カブレラは米スポーツ専門テレビ局「ESPN」で過去に「彼らは私に記録を作らせたくなかった。そのシーズンの最後の20打席では、ストライクは1球しかなかったと思う。記録はすべて日本人のためのものだ」と不満を漏らす発言をしていたという。
また、阪神で活躍したランディ・バースは、日本一となった1985年に残り2試合で54本に到達している。しかし、王氏が現役時代に所属した巨人相手の2試合で9打席6四球と勝負を避けられ、55本に並ぶことはできなかった。
3人が惜しくも更新できなかったシーズン最多本塁打記録は、ヤクルトのウラディミール・バレンティンが2013年に60本を放ち、ついに破った。この記録をさらに更新する打者は現れるのだろうか。
(Full-Count編集部)