ヤクルト館山&畠山、今後は未定 引退会見で明かす、現役生活に「一切悔いない」

引退会見に臨んだヤクルト館山昌平(左)と畠山和洋【写真:編集部】
引退会見に臨んだヤクルト館山昌平(左)と畠山和洋【写真:編集部】

引退会見に揃って出席、畠山は「指導者としてやってみたい」

 ヤクルトは13日、今季限りでの現役引退を決断している館山昌平投手と畠山和洋内野手の引退会見を都内で行った。ともに、現役生活に「後悔はない」と振り返った。

 2人は揃って会見場に登場し、並んで記者会見を行った。今季限りでの引退を正式に表明すると、現役生活に悔いはないかと聞かれた畠山は「ファンの方もご存じかと思いますが、練習嫌いとして有名な部分はあったので、真面目にやった自分を見てみたい。ないですけどね、こんな自分だからここまでこられた。悔いはない」と言い切り、館山も「僕も一切悔いはない。失敗をどうにか成功に結び付けての繰り返し、いい経験をさせていただいた」と振り返った。

 今後について、畠山は「本当に何もまっさらな状態で、報告できる状態ではない。今年、後半戦特に2軍生活が続く中で、若い選手に僕だったらこう教えると思いながら試合を見ることが多かった。指導者としてやってみたいと思います」と意欲を見せ、「厳しくするか?」との問いには「説得力がないと思う(笑)。たくさんやることがいいと思っていない、効率よく、野球の中で生きる練習をしてきたつもりなのでそれを伝えたいなと思います」と笑った。

 一方、館山も「僕も考えていない。なかなかここまで怪我した人も多くないでしょうし、何か伝えられることがあるんじゃないかなという思いがあります」と明かした。冒頭で、畠山が「私の37回目の記念パーティーにお越しいただき……」と冗談を飛ばし、会場を笑いに包むなど、2人の“らしさ”が表れた会見となった。

 館山は2009年には16勝を挙げて最多勝を獲得。度重なる故障で右肩、右肘など9度の手術を受けながらも、2015年には6勝してリーグ優勝に貢献し、カムバック賞を受賞した。畠山は2010年から6年連続で2桁本塁打をマークし、通算100本塁打を達成。2015年のリーグ優勝には4番として貢献し、同年のリーグの打点王(105打点)にも輝いた。12年、15年は一塁手としてゴールデングラブ賞も受賞している。

(Full-Count編集部)

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