大谷、膝手術で二刀流復活どうなる? 米メディア推測「身体が耐えられるか」
15日に左膝の分裂膝蓋骨の手術、チームは来春キャンプには万全で臨めるとの見方
エンゼルスは12日(日本時間13日)、大谷翔平投手が14日(同15日)にロサンゼルス市内の病院で左膝の分裂膝蓋骨の手術を受けると発表した。完治まで8週間から12週間を要する見込みとされている。電話会見を行ったビリー・エプラーGMは、大谷が来年のスプリングトレーニングを万全の状態で迎えられるとの見方を示しているが、米メディアでは二刀流の復活が可能なのかについて“議論”が起きている。
エプラーGMは電話会見で、「手術により、一時的に投球はできなくなりますが、2~3週間で再開できるようになると思います。手術後にもっと分かるようになりますが、2~3週間後からゆっくりと進めていき、現時点では全て推定ですが、10週間後くらいにマウンドに戻れることを望んでいます」と説明。打撃練習についても「完治が見込まれる8週間から12週間後すぐに許可が出ると思いますが、その頃はトミー・ジョン手術のリハビリに注力しています。12月か1月の予定」と言及しており、スプリングトレーニングまでには投打ともに万全の状態になっているとの見方を示した。
昨年10月にトミー・ジョン手術を受け、今季は打者に専念していた大谷にとっては、来季は投手としても復帰を果たすシーズン。周囲の期待も高まっているだけに、この膝の手術を乗り越えて本当に二刀流として復活できるのか、米メディアから注目が集まっている。
MLBネットワークの公式ツイッターでは、同局の番組「MLBトゥナイト」の一部を公開。その中で、司会者のブライアン・ケニー氏が「彼は来季二刀流としてプレーするでしょうか?」と疑問を投げかけると、メジャー通算1057試合登板を誇るアナリストのダン・プリーサック氏は「彼らは本当に投手としての彼を必要としています。ローテーションでも、ブルペンだとしてもです。マイケル・ロレンゼンのように中堅手としてプレーするのを見るのはクールなのですが、この時代に、このレベルでは難しいと思います。ほぼどちらかを選ばなければなりません。両方とも負荷が大きいのです」と説明。投手としての大谷はエンゼルスに必要不可欠だと強調している。