大谷翔平、左膝の手術は無事終了 指揮官が明かす「上手くいった」
「今、手術して、次のシーズンに備えたほうが良い」
エンゼルスの大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、ロサンゼルス市内の病院で左膝の「分裂膝蓋骨」の手術を受けて無事に終了した。この日の本拠地レイズ戦前に、ブラッド・オースマス監督が明らかにした。
12日(同13日)に発表された大谷の手術。先天性の「分裂膝蓋骨」の処置のためで、オースマス監督は「手術は上手くいった。(こういう手術は)いつも上手くいくから。(リカバリーに)どれくらいかかるか分からない。いま分かっているのは、手術が上手くいったということだけだ」と語り、手術が無事に成功したことを明らかにした。
チームは15試合を残している。まだシーズン中ながら、今シーズンのプレーオフ進出の可能性は完全に消滅した。この時期に手術を受けることについて指揮官も「もちろん、彼(大谷)が残りのシーズンにいてくれたほうが良いけど、手術は避けられないとわかっていたので、チームの記録などを見てみると、今、手術をして、次のシーズンに備えたほうが良いと思った」と来季を見据えた決断だったと認めた。
106試合に出場して384打数110安打18本塁打62打点、打率.286で今季を終えた大谷。指揮官は今季の働きについて「少しジェットコースターのようだった。スタートはスローで、それから、すごく良くなって、少し冷めて、また良くなった。でも、それが野球というものだ」と評価。「彼の今後のことは、まだよく分からないけど、今ごろはどこかでベットの上にいると思う」と話していた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)