プホルス、大谷&トラウト不在の中で4打点と躍動 通算656本塁打&2071打点に
打点は歴代2位のAロッドに「15」、本塁打は歴代5位にメイズに「4」に
■エンゼルス 6-4 レイズ(日本時間16日・アナハイム)
エンゼルスのアルバート・プホルス内野手が15日(日本時間16日)、本拠地レイズ戦に「3番・DH」で出場し、23号3ランを含む2安打4打点と活躍。大谷翔平投手に加えてマイク・トラウト外野手も今季絶望となり、ジャスティン・アップトン外野手も欠場中のチームを勝利に導いた。
プホルスは1点を追う初回に右翼への同点二塁打を放つと、2点リードで迎えた5回には左翼へ23号ソロを放った。エンゼルスは主砲の活躍で6-4でレイズを破った。
この日の本塁打が通算656号。歴代5位のウィリー・メイズに「4」とした。また、歴代3位の通算打点は「2071」に。後半戦は44試合出場で48打点、今季通算ではトラウト(104)に次ぐチーム2位の89打点を記録している。歴代2位のアレックス・ロドリゲスの2086打点を超えるのは時間の問題。2021年まで契約を残しており、同1位のハンク・アーロンの2297打点にどこまで迫れるか、注目が集まる。
前日の14日(同15日)には、エンゼル・スタジアムでディードレ夫人と創設した人身売買撲滅キャンペーン「STRIKE OUT SLAVERY」の告知、啓蒙イベントが行われた。世界中で4000万人以上が被害を受けている現状に立ち向かおうとするキャンペーンで、ディードレ夫人は「今後MLB全体に拡がりを見せれば」と熱く語っていた。
数年前、ディードレ夫人が東南アジアを旅行している時に人身売買が行われている状況を目の当たりにしてプホルスに相談。2017年に「STRIKE OUT SLAVERY」を創設した。人身売買撲滅のために力を合わせて戦っていくことを目的としたもので、「Enough is enough !」を合言葉に活動を世界に広げていこうとしている。今年はニューヨーク、カンザスシティでもイベントが行われ、アナハイムではローリン・ヒルのコンサートも開催された。
デビューイヤーからの10年連続「打率3割&30本塁打&100打点」、3度のMVP(2005、08、09年)、2度のワールドシリーズ制覇(06、11年)といった偉大なキャリアから引退後は有資格1年目での殿堂入りが確実とされるレジェンドは、誰もが一目を置く人格者でもある。どこまで通算成績を積み上げていくのだろうか。
(Full-Count編集部)