ロッテが3位死守 選手ミーティング実施、試合前の声出しに井口監督指名

ロッテ・井口監督【写真:荒川祐史】
ロッテ・井口監督【写真:荒川祐史】

6回に大量6得点、今季4戦4敗の本田を打ち崩す

■ロッテ 9-3 西武(16日・メットライフ)

 ロッテは16日、敵地メットライフドームでの西武戦に9-3で勝利し、7月16日から約2か月間続いていた西武戦の連敗を8で止めた。ここまで4度対戦して4敗を喫していた本田を6回に集中打で打ち崩し、ついに土をつけた。

 ピンストライプのユニフォームを身にまとったナインが躍動した。1点を追う6回、西武先発・本田から先頭のマーティンが右安打で出塁すると、井上が左中間を破る二塁打で続いた。角中が四球でチャンスを広げ無死満塁とすると、清田の左適時打が飛び出し同点に追いついた。

 その後も田村の中前2点適時打などで、この回一気に6点を奪い逆転に成功。天敵・本田についに土をつけた。追い上げる西武の反撃を凌ぎ、9回2死一、二塁から清田の中越え二塁打で2点を追加してトドメを刺した。清田は「最後に1つ勝ったのはチームにとって大きい。いい勝ち方でした」とチームにとってどうしても欲しかった白星を噛みしめていた。

 9日のソフトバンク戦から日本ハム、オリックスに3連勝し、勢いに乗って敵地に乗り込んだ。だが、いきなりカードの初戦に敗戦。2戦目は土壇場の9回に追いついたが、延長10回メヒアの中安打に中堅手・岡がダイビングキャッチを試みるも捕球できずサヨナラ負けした。

 3戦目も9回に追いつき延長戦にもつれこんだが、今度は延長11回に左翼手・加藤と中堅手・荻野が左飛球を追って交錯。ボールが点々とする間に打者の本塁生還を許し、2日連続で守備の乱れから悔しい敗戦を喫していた。

選手会長を務める鈴木「うちは個人で勝ってきたチームではない」

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