ダルビッシュを「特に警戒せよ」 POで対戦可能性の敵地メディアが要注意人物に挙げる
ナショナルズにとってワイルドカードゲームの相手となりそうなチームを「NBCスポーツ」が特集
9月12日(日本時間13日)に行われた敵地パドレス戦で今季6勝目をマークしたカブスのダルビッシュ有投手。6回を投げてわずか2安打、18アウトのうち14個を三振で取る圧巻の投球だった。終盤戦にかけて好投を続けているダルビッシュは17日(日本時間18日)のレッズ戦で先発する予定だ。
オールスター後は11試合に先発して4勝2敗、防御率2.44という好成績を残す右腕。66.1回を投げて、イニング数を遥かに上回る93三振を奪っている。にも関わらず四球はわずか6個。オールスター前の18試合で49個だった四球数を考えると、その差は歴然としている。
このように後半戦で圧倒的な成績を残しているダルビッシュに対し、ポストシーズンで対戦する可能性のあるナショナルズの地元メディアが、ダルビッシュを要警戒人物に挙げて特集している。
現在、ナ・リーグ東地区で2位のナショナルズ。首位ブレーブスとは9.5ゲーム離れており、地区優勝はほぼ不可能。ナ・リーグのワイルドカード争いでは首位に立っている。そんな中で地元メディア「NBCスポーツ」は、ワイルドカードゲームの相手となる可能性があるチームをそれぞれ特集。現在、ナ・リーグ中地区2位、ワイルドカードでもナショナルズを追う2位につけるカブスについて「特にダルビッシュに警戒せよ」と指摘した。
カブスについて「圧倒的なシーズンを送っているエースがいない。しかし、ユウ・ダルビッシュ、コール・ハメルズ、カイル・ヘンドリックス、ホセ・キンタナ、ジョン・レスターの全員がポストシーズンの経験が豊富である」と分析した記事。「特にダルビッシュに警戒せよ。彼は直近5試合のうち、4試合で1失点以下としており、木曜日のパドレス戦で14奪三振とした」と終盤戦での好調ぶりを警戒した。
カブスは地区優勝を目指して、カージナルスを2ゲーム差で追いかけている。そのライバルとまだ7試合も残しており、地区制覇の可能性を大いに残している。2年ぶりの地区優勝となるか、はたまた2年連続でワイルドカードでのプレーオフ進出となるか。いずれにせよ、ダルビッシュに期待される役割は大きい。
(Full-Count編集部)