ダルビッシュ、一発勝負なら先発大本命 地元メディアが推薦「悩む必要はない」
「カブスのファンは『ユウを信じている』と言っている」
後半戦に入って圧巻の好成績を残しているカブスのダルビッシュ有投手。オールスター後は11試合に先発して4勝2敗、防御率2.44の好成績を残す。66回1/3を投げて、奪三振数はイニング数を大きく上回る93個。それに対し、四球はわずか6個と抜群の制球力を誇っている。
現在、ナ・リーグ中地区で2位につけるカブス。地区首位のカージナルスを2ゲーム差で追いかけ、熾烈なマッチレースを展開している。ワイルドカード争いでも、ナショナルズに次ぐ2位に位置し、ブルワーズと1ゲーム差にいる。地区制覇、ワイルドカード、どちらも視界に捉えている状況にある。
地区優勝にしろ、ワイルドカードにしろ、プレーオフ進出が近づいてきているカブス。残り試合も残り少なくなってきている中で、地元メディア「シカゴ・トリビューン」はプレーオフを展望する記事を掲載。もし一発勝負のワイルドカードゲームに進んだ場合、その試合をダルビッシュに託すべきだと指摘した。
「シカゴ・トリビューン」は「パイレーツをスイープしたワイルドな週末の後、カブスの3つの疑問」と題したプレーオフに向けた記事を3つのテーマ「キーマンは誰か?」「先頭打者は誰か?」「ポストシーズンの登板プランは?」として考察した。
その中でワイルドカードゲームに進出した場合に「先発は悩む必要がなさそうである」とし、ダルビッシュが適任だとした。記事では後半戦のダルビッシュの成績を紹介。「オールスターブレーク以降、ユウ・ダルビッシュの防御率2.44はメジャー8位、WHIP 0.78は3位である。彼は後半戦11登板で、93奪三振、たった6与四球としている。カブスのファンは今までに言うとは思っていなかったこと、『ユウを信じている』と言っている」とし、チームの命運を左右する一発勝負の先発に相応しいとした。
まだ、地区優勝を果たした場合、ダルビッシュはカイル・ヘンドリックスとともに第1戦、第2戦を任される可能性が高いと指摘。さらに「ダルビッシュが絶好調であるため、第4戦がある場合、必要であれば、短い登板間隔で第4戦に登板させ、もし第5戦がある場合、ヘンドリックスを登板させるだろうか?」とし、第1戦に登板した後に第4戦でもマウンドを任される可能性があると予想していた。
(Full-Count編集部)