今季で引退のサバシア、PSはリリーフ起用へ 10年ぶり世界一へ「何でもやるよ」
レギュラーシーズンは通算560試合登板で全て先発も…残り試合で2度の救援登板へ
今季限りで現役を引退するヤンキースのCC・サバシア投手が、ポストシーズンでリリーフとして起用される見込みとなった。レギュラーシーズンで2度のテスト登板を行い、“本番”に備えるとMLB公式サイトが伝えている。
サバシアは18日(日本時間19日)のエンゼルス戦で本拠地最後の先発登板に臨み、3回途中5安打2失点。ヤンキースタジアムのファンの大歓声を浴びながら降板していた。
39歳の左腕はメジャー19年のキャリアでレギュラーシーズン通算560試合に登板しているが、すべてが先発。ポストシーズンでは24試合に登板しており、1度だけ救援でマウンドに上がっている。
MLB公式サイトは「CCが2度のリリーフオーディションへ」との見出しで伝え、「CC・サバシアはメジャーリーグのレギュラーシーズンで通算3576回1/3を投げ、プレーオフで129回1/3を投げている。記録したアウトのうち、4つを除いて、先発投手として記録したものである。彼は新しい挑戦に向けて準備している」とレポートした。
すでに7年ぶりの地区制覇を決めているヤンキースは、24日(同25日)から5試合の遠征でレギュラーシーズンを終える予定だが、記事では「サバシアはヤンキースの遠征で2度ブルペンから登板する予定である。1度は火曜日か水曜日のレイズ戦、もう1度は来週末のレンジャーズ戦であり、この39歳はポストシーズンの役割へオーディションを受ける」と言及。ポストシーズンで登板機会があるかは、この2度の「オーディション」の結果次第となりそうだ。
MLB公式サイトによると、サバシアは「何でもやるよ。新しい役割があるなら、もちろんその役割で投げたい。まずはやってみないとね」と話したという。ここまでチームのために身を粉にして投げ続け、同僚からの信頼も厚い大ベテランは、2009年以来の世界一のために最後まで献身的に名門球団を支えるつもりのようだ。
(Full-Count編集部)