西武、逆転負けも鷹敗れてM3に パ新79試合登板平井が崩れる 楽天は3位に前進
1点リードの8回に打者一巡の猛攻浴びて大量6失点
■楽天 6-1 西武(21日・楽天生命パーク)
西武が逆転負けを喫した。21日、敵地・楽天生命パークでの楽天戦。1点リードで終盤を迎えたが、8回にパ・リーグ新記録となる79試合登板を果たした平井が崩れて逆転を許した。敵地で敗れて自力でマジックを減らすことは出来なかったものの、デーゲームでソフトバンクが日本ハムに敗れたため、優勝へのマジックは1つ減って「3」になった。
西武今井、楽天は先発の福井と2番手辛島の力投で両チーム無得点のまま、終盤を迎えた。先制したのは西武だった。外崎の遊撃内野安打、栗山の右前安打で1死一、三塁で打席には木村。ここで西武ベンチはスクイズに打って出て、木村が見事にこれを決めて待望の先制点を奪った。
だが、8回にリリーフ陣が崩れた。この日稲尾和久氏を超えるパ・リーグ新記録の79試合登板となった平井が藤田に同点弾を被弾。さらに満塁のピンチを招くと、ブラッシュに押し出し死球を与えて降板となった。さらに3番手野田が銀次に中前安打、4番手國場が下水流に押し出し四球を与えるなど、この回大量6点を奪われて逆転負けを喫した。
楽天はクライマックスシリーズに進出できる3位確保に向けて大きな1勝を掴んだ。福井、辛島が3イニングずつを無失点に封じて好投。1点ビハインドの8回に藤田の同点弾から打者一巡の猛攻で一気に試合をひっくり返した。4位ロッテが敗れたため、その差は1.5ゲームに拡大。3位に向けて大きく前進した。
(Full-Count編集部)