西武平井、79試合登板でパ記録更新 58年前の稲尾とは全く異なる記録の内容
NPB記録ではセ・リーグの投手が上位を占める、1位は阪神久保田の90試合登板
しかし、NPB記録で見ると、また様相が大きく変わる。
○NPB シーズン登板5傑
1 久保田智之(阪神)2007年 90登板 9勝3敗0セーブ46ホールド 108回
2 藤川球児(阪神)2005年 80登板 7勝1敗1セーブ46ホールド 92回1/3
3 久保裕也(巨人)2010年 79登板 8勝1敗1セーブ32ホールド 91回
3 浅尾拓也(中日)2011年 79登板 7勝2敗10セーブ45ホールド 87回1/3
3 平井克典(西武)2019年 79登板 5勝4敗0セーブ35ホールド 80回2/3
90試合に登板した2007年の久保田を筆頭に、セ・リーグのセットアッパーが上位を占め、平井は3位タイである。
セ・リーグの救援投手は、パ・リーグよりも登板試合数が増える傾向にある。DH制があるパの先発投手は、より長いイニングを投げることが多いため、救援投手の登板機会が少なくなるからだと言われている。
今季の西武はあと3試合ある。優勝がかかった重要な試合だ。平井が登板する可能性は高いだろう。あと2試合で単独史上2位になる。今後の登板に注目したい。
(広尾晃 / Koh Hiroo)