日ハム實松、現役最終戦は「1番・捕手」で先発出場! 1イニング限定マスク…巨人2軍戦
巨人・村田コーチ、楽天・平石監督からも花が届く
今季限りで現役引退する日本ハム・實松一成ファーム育成コーチ兼捕手は23日、“引退試合”となるイースタン・巨人戦(鎌ケ谷、試合開始13時)で「1番・捕手」で先発出場する。荒木大輔ファーム監督が明かした。
實松は1イニング限定にマスクをかぶる予定だ。これまでに球団側から1軍での引退試合を打診されたが、「1軍での引退試合を打診していただいた球団には感謝の気持ちしかありません。鎌ケ谷でプロ野球選手としてスタートしたので、最後は鎌ケ谷で終えたい気持ちが強かった」。イースタン本拠地最終戦となるこの日を現役最終戦に選んだ。相手は06年から11年間所属した巨人。村田修一ら長く引っ張ってきた戦友たちに見守られ、21年間の現役生活に別れを告げる。
球場正面には日本ハムの金子弌大投手、鶴岡慎也1軍バッテリーコーチ兼捕手、矢野謙次チーム統括本部特命コーチだけでなく、楽天の平石洋介監督、巨人の村田修一ファーム打撃兼内野守備コーチ、巨人の鍵谷陽平投手、野球評論家の森本稀哲氏からの大きな花が飾られた。
「松坂世代」の實松は98年ドラフト1位で日本ハムに入団。2000年に1軍デビューを果たすと、02年には開幕スタメンマスク、自身最多82試合に出場した。06年にトレードで巨人へ移籍。阿部慎之助の2番手捕手として12年からのリーグ3連覇に大きく貢献した。17年オフに巨人から戦力外となると、翌18年から北海道日本ハムに復帰。ファーム育成コーチ兼捕手として若手の育成にも尽力した。プロ通算516試合出場し、打率.166、137安打、20本塁打、58打点。
(Full-Count編集部)