ハム栗山監督、杉浦の完全消えた清宮の守備に喝 「幸太郎にしっかり捕れって言いました」
大田の20号には「4番に入って良かったと思う」
■日本ハム 4-1 オリックス(26日・札幌ドーム)
日本ハムは26日、本拠地オリックス戦に4-1で勝利。先発の杉浦稔大投手が7回2死までパーフェクトに抑える快投を見せた。
21人目の打者、吉田正に右翼線二塁打を許した直後に降板したが、移籍後最長イニング、最多の90球を投げ、来季に向けて大きな収穫となった。
6回2/3、1安打1失点の内容に栗山英樹監督は「ちょっと間を空けていってもらって、本当にボールが良かったですけど」と杉浦を褒めた後で「(清宮)幸太郎にしっかり捕れって言いました」と吉田正の痛烈な打球をグラブに当てながら止められなかった清宮に苦言を呈した。
一方、打線は日本ハム移籍3年目で初めて4番に座った大田が4回に自己最多を更新する20号ソロを放つなど2安打2打点と躍動した。指揮官は「もちろん勝ち負けは大事だし、その中で頑張った選手にはなんとかしてあげたいと思う中で、敢えて思い切りホームランを打たせてあげたかった。4番に入って良かったと思う」と目を細めた。
今季限りで引退する田中賢はこの日「2番・DH」でフル出場して4打数無安打。あと3本に迫っている通算1500安打達成は27日の最終戦に持ち越された。栗山監督は「今日1本、2本出ていればと思いましたけど、賢介のことなので明日しっかり決めてくれると思う」と期待した。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)