イチロー氏の引退試合と「キング」の最後…2つの歴史的瞬間に関わった新人右腕が話題に!?
ヘルナンデスの後を継いで登板「このイニングをクリーンに終えることが僕にできる最高のこと」
イチロー氏の交代直後にマウンドに上がった3月21日は自身のメジャー初登板でもあった。いきなり特異な経験をした右腕は今回、心の準備が少しできていたという。
「日本で経験していたからね。今回は少なくとも何が起こるか分かっていた。ゆっくり歩いてマウンドに上がった。これから彼(ヘルナンデス)を見送るための時間が用意されていることは知っていたから」
ブレナンは、ヘルナンデスの時間に傷がつかないように静かにそのイニング(6回)を終えることに集中したという。
「このイニングをクリーンに終えることが僕にできる最高のこと。彼の最後の時間だから。僕が出て行って突然めちゃくちゃにはできない。すぐに2つのアウトを取れたのは素晴らしい経験だった」
ブレナンはダグアウトに戻っても、リラックスして登板を振り返るまでに時間を要したという。
MLB公式サイトに「後でビデオを見たら、少し鳥肌が立ったよ。本当に素晴らしいことで、僕がそれを経験できたことは嬉しく思う。一生忘れられない瞬間だね」とも語っているブレナン。28歳のルーキーは貴重な体験ができたことに感謝していた。
(Full-Count編集部)