即戦力、将来有望… ルートインBCリーグ代表が推すNPBドラフト候補たち
二岡智宏前監督打撃を学び、急成長した富山の23歳外野手も…
○新潟アルビレックス・ベースボールクラブ 樋口龍之介内野手(25歳)
横浜高、立正大と強豪に進み、新潟の主軸として活躍。今季は70試合に出場し、打率.354(リーグ4位)、19本塁打(リーグ2位)、69打点(リーグ3位)を記録した。「彼を目当てに試合を見に来るスカウトもいます。彼は25歳。19や20歳の子は来年以降もありますが、彼の場合は1年1年が勝負。(NPB入りへ)一縷の望みをかけている。頑張ってほしいと思います」
○埼玉武蔵ヒートベアーズ 加藤壮太外野手(21歳)
中京高(岐阜)では夏の甲子園に出場し、高卒と同時に独立リーグで技術を磨き、体を大きくした。守備と走塁に関しては非常に評価が高く、センスがあふれている。「武蔵の選手たちが体を一生懸命で大きくしていた。チームでやっているので加藤くんもパワーがついて、強打の1番打者として注目浴びるようになりました。彼も鍛えがいがある」と伸びしろは十分にある。
○富山GRNサンダーバーズ 松村誠矢外野手(23歳)
圧倒的な武器は足。スカウトの評価は創価大時代から走力だけだったが、二岡智宏前監督(元巨人)から、打撃を学び、急成長した。「本当に二岡監督がマンツーマンでトレーニングして素晴らしい打者に成長しました。楽しみな選手です。大卒の選手は1年、1年が勝負。頑張ってほしいです」
他にもスカウトがチェックし、調査書が届いている選手もいる。NPB指導者や選手がBCリーグに所属する動きが活発化したこともあり、リーグのレベルは全体的に上がっている。平均月給15万円、オフはアルバイト……点大好きな野球をやるため、夢を諦められずに独立リーグに飛び込んだ選手たち。1人でもその夢が実現することを願いたい。