大谷所属のエ軍が監督解任、後任候補は前カブス名将? 米記者「復帰の道が開けた」
「マドンのエンゼルス入りが実現する可能性が高いと多くの関係者は考えている」
米球界屈指のアイデアマンとして知られ、常識にとらわれない采配でレイズ、カブスと2球団で結果を残してきたマドン氏。これまで3度の最優秀監督賞を受賞している名将だが、レイズの監督に就任する前は選手や指導者としてエンゼルスで31年間を過ごした。昨季まで指揮を執ったマイク・ソーシア監督の元でベンチコーチを務め、2002年の世界一にも貢献している。
米スポーツ専門局「ESPN」の名物記者、ジェフ・パッサン氏はツイッターで「ブラッド・オースマスがロサンゼルス・エンゼルスから解任された。それにより、ジョー・マドンがエンゼルスに復帰するための道が開けることになる。彼が30年間勤めた球団だ。これは既成事実ではない一方で、マドンのエンゼルス入りが実現する可能性が高いと多くの関係者は考えている」と指摘。両者のつながりを考え、マドン氏を後任の有力候補と考えている関係者は多いというのだ。
選手と信頼関係を築く人格者としても知られるマドン氏。今季は前半戦で極度の制球難に陥るなど苦しみ抜いたダルビッシュ有投手を信頼し、擁護し続けた結果、日本人右腕は後半戦に劇的な復活を遂げた。本人はカブス監督退任会見で「カブスも私も前に進むんだ。カブスは繁栄するだろう。私もそれをどこか他のところでするチャンスがあることを望んでいる。待つ時間は必要ない。準備はできている」と他球団での監督就任に意欲を見せていた。
エンゼルスだけでなく、パドレス、ジャイアンツ、パイレーツ、ロイヤルズもすでに監督の退任が決まっており、メッツやフィリーズも監督交代の可能性が出ている。マドン氏は引く手あまたとなる可能性が高く、地元紙はエンゼルス復帰は「保証されていない」とも伝えているが、名将は“古巣”に戻ってくることになるのだろうか。
(Full-Count編集部)