ルーキーが痛恨の後逸でブ軍逆転負け 「初めてのプレーオフで…今はただ辛い」
2点リードの8回2死満塁で右前打を後逸、一気に3人生還で逆転負け
■ナショナルズ 4-3 ブルワーズ(ワイルドカード・日本時間2日・ワシントンDC)
ナ・リーグのワイルドカードゲームは1日(日本時間2日)、ナショナルズ(東地区2位)が本拠地でブルワーズ(中地区2位)に4-3で逆転勝ちし、地区シリーズ進出を決めた。ブルワーズは2点リードの8回の守備で痛恨のミスが出た。2死満塁でフアン・ソトが放った安打を右翼手のトレント・グリシャムが後逸。一気に走者3人が生還し、逆転負けを喫した。
MLB公式サイトによると、今年8月にメジャー昇格し、51試合に出場した22歳のルーキーは「辛いよ。本塁に投げる準備はできていた。少しバランスを崩し、ボールが少し変なバウンドをした。キツイよ。初めてのプレーオフで、こうなって欲しくはなかった。勝ちたかった。いろんな考えや感情が頭の中を駈け廻っている。今はただ辛いよ」と肩を落とした。
しかし、チームがグリシャムを攻めることはなかった。クレイグ・カウンセル監督は「トレントは我々がここまで来ることができた理由だ。ここまで来ることができた大きな要因だよ」とレギュラーシーズン終盤の快進撃に大貢献したルーキーを称えた。
9月10日に右膝膝蓋骨を骨折し、欠場した主砲のクリスチャン・イエリッチは、「僕たちがこの試合に臨むことができた大きな理由だ」とグリシャムの貢献を称賛しし、「彼には誇れることがたくさんある。デビューイヤーで素晴らしいプレーをした。彼の気持ちは分かる。残念だった。大きな試合では、上手くいかないこともあるよ」とかばっていた。