左の長距離砲・岩本貴裕が戦力外に 広島2008年ドラフト組“同期生”の今は?
岩本は通算405試合に出場し打率.253、31本塁打、131打点
広島は2日、横山弘樹投手、飯田哲矢投手、岩本貴裕外野手、育成の岡林飛翔投手、木村聡司内野手と来季の契約を結ばないことを発表した。岩本は亜大から2008年のドラフト1位で入団。和製大砲として期待され入団した08年ドラフト“同期生”の現状を振り返ってみる。
以下は広島の2008年ドラフト入団選手
1位 岩本貴裕 外野手 亜大 2019年・戦力外
2位 中田廉 投手 広陵 現役
3位 小松剛 投手 法大 2013年・戦力外
4位 申成鉉 内野手 京都国際 2013年・戦力外
【育成】
1位 松田翔太 投手 金沢学院東 2011年・戦力外
育成を含め5選手が入団。ドラフト1位の岩本はプロ2年目の10年に自己最多の14本塁打をマークするなど活躍。左の長距離砲として期待されたが近年は出場機会が激減し今季はわずか1試合の出場にとどまっていた。通算405試合に出場し打率.253、31本塁打、131打点。
2位の中田は10年に1軍デビューを果たすと14年には中継ぎとして自己最多の66試合に登板。今季は8試合の登板で0勝0敗、防御率9.53。通算では212試合、15勝15敗、41ホールド、防御率4.43。3位の小松はルーキーイヤーの09年にプロ初勝利を挙げるなど5勝3敗、防御率5.25をマーク。その後は登板期間が減少し12年オフに育成契約を結び13年に戦力外通告を受けた。現在は球団広報として活躍。
4位の申成鉉は1軍出場が無いまま13年に戦力外通告。15年からは韓国ハンファ、斗山でプレーした。育成1位の松田も1軍出場のないまま11年に戦力外となり、その後はBCリーグでプレーした。
(Full-Count編集部)