連覇の西武、9選手に戦力外通告 6球団競合の大石、人的補償で移籍の高木勇ら
大石は現役引退を表明、高木勇人は現役続行に強い意欲
西武は3日、大石達也投手、小石博孝投手、松本直晃投手、郭俊麟投手、廖任磊投手、南川忠亮投手、高木勇人投手、金子一輝内野手、斉藤彰吾外野手の9選手に来季の契約を結ばないことを通告したと発表した。
大石は、日本ハム・斎藤佑樹、楽天・福井優也と共に「早大三羽烏」と呼ばれ、2010年ドラフトの目玉として6球団から指名を受けて西武に入団。2016年には36試合登板で防御率1.71、2017年は20試合登板で防御率0.93をマークしたが、度重なる怪我に悩まされた。プロ通算132試合に登板し、5勝6敗8セーブ17ホールド。今季も2試合で防御率15.43だった。大石は「もう野球を続けるつもりはない」と現役引退の意向を示した。
高木勇は2014年ドラフト3位で三菱重工名古屋から巨人に入団し、ルーキーイヤーに9勝を挙げた。独特のキャラクターでも人気となったが、その後は徐々に成績を落とすと、FA権を行使して巨人に移籍した野上の人的補償選手として2017年オフに西武に加入。しかし、昨季は8試合で防御率8.69、今季は2試合で防御率7.71に終わっていた。高木勇は「めちゃくちゃ野球がしたい」と現役続行を目指すことを明かした。
大逆転でのパ・リーグ2連覇を達成した西武だが、9選手が“非情通告”を受けた。
(Full-Count編集部)