ダルビッシュと菊池に明暗分かれる… 米メディアがMLB30球団の各賞選定
菊池に厳しい評価「1年目は大きな失敗」
2019年のレギュラーシーズンが終了し、米スポーツ専門メディア「ザ・スコア」のMLB担当記者が30球団の各賞を選出。カブスのダルビッシュ有投手は「最も向上した選手」に、一方マリナーズの菊池雄星投手は「最も残念だった選手」に選出された。エンゼルス大谷翔平投手、ヤンキース田中将大投手、ドジャース前田健太投手らは選出されていない。
○カブス
MVP:クリス・ブライアント
最優秀投手:カイル・ヘンドリックス
最も向上した選手:ユウ・ダルビッシュ
最も残念だった選手:クレイグ・キンブレル
最優秀新人:ローワン・ウィック
「ザ・スコア」は、「ダルビッシュはシカゴでの難しい1年目の後、うまく対応した」と指摘。「右腕は最後の14登板で防御率2.95、124奪三振とし、2018年に6年1億2600万ドル(約136億円)で契約した時、フロントが期待していた通りの投手に見える」と評価した。
○マリナーズ
MVP:オマー・ナルバエス
最優秀投手:マルコ・ゴンザレス
最も向上した選手:ダン・ボーゲルバック
最も残念だった選手:ユウセイ・キクチ
最優秀新人:オースティン・ノラ
「ザ・スコア」は「マリナーズのキクチとの4年5000万ドル(約54億円)の契約は、1年目は大きな失敗に終わった」と断じた。「28歳は161回2/3で防御率5.46、WHIP 1.51、36被本塁打であり、来季のロースターで2番目に高額な年俸となるキクチからは、球団はもっと多くのことを求めている」と、厳しい評価だった。
後半戦の圧倒的な投球で高い評価を得たダルビッシュ。一方、日本から移籍1年目の菊池は最後まで苦しんだ。2人の明暗が大きく分かれた1年となった。
(Full-Count編集部)